2017年1月10日(火)15時21分

第16回「りぼん小学生まんが大賞」表彰式 絵花さん・松岡さんに直撃インタビュー

2016年12月26日(月)集英社にて、第16回「りぼん小学生まんが大賞」の表彰式が行われました。まんが家賞(大賞)を受賞したのは、「アイドール!」の熊本県・絵花さん(小6)と「夢、ときどき獏」の奈良県・松岡明梨さん(小6)。受賞作は、「冬の大増刊号 りぼんスペシャル」(2016年12月15日(木)発売)に掲載されています。

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「りぼん」の冨重編集長から賞状を授与されたお2人
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受賞したお二人に、早速インタビューをしてみました☆

──今回受賞した感想はいかがでしょうか?

松岡:まんが自体を描いたことがなかったのですが、夏休みで時間もあるし、相談できる人も周りにいたので、描ききれるかもと思って描いてみました。初めて描いた作品で賞を取れたのが信じられないです

絵花:私はすごく「りぼん」が大好きなんで、とても嬉しいです! 私が描いたまんがが、増刊号に載っているのを見て、すごく感動しました(笑)

──受賞したお知らせは電話で来たんですか?

絵花:はい。お母さんが電話に出て、お母さんが聞いてました。

──松岡さんはどうだったですか?

松岡:この時間に来る電話は「りぼん」しかないよって言われて…その時間に来た電話を自分で取っちゃいました(笑)

──それって何時くらいでした?

松岡:夜の7時くらい。本当に「りぼん」の電話かなって? もしかして新手の詐欺かな…? っとちょっと疑ってて、誌面を見て初めて、ほんまに取ったんやって思いました。

──受賞した作品は、お友達とかに見せましたか?

絵花:担任の先生に「受賞しました」って報告したら、先生が受賞作が載っている雑誌を買って、教室に置いてくれたんです。だからみんな読んでいます。買ってくれた人も友達に何人かいます。みんなすごい優しくて、「すごく面白かったよ!」って言ってくれました。

松岡:私は、受賞したことを仲のいいお友達だけには伝えたんです。でも友達から友達へと「受賞したんだって」と広がっていて…私が伝えてない人からも「受賞したんだって」と言われて…なんでこうなったんや?と、ちょっとびっくりしています。

──初めて読んだ頃のまんがで、覚えている作品はありますか?

絵花:大好きな村田真優先生の『またあした』です。元々まんがが大好きで、ジャンプとか…少年誌も結構読んでいたんですが、少女まんがは「りぼん」1本。友達が「りぼん」を読んでいて、すごい面白いっていう噂を聞いていたので、買ってみたらハマりました。…で、『またあした』は、「りぼん」を読み始めの頃に出会った作品です。主人公の気持ちに共感できて、男の子もかっこよくて…すごく感動して…それからまんがを描きたい!と思いました。

<S-MANGA.net>『またあした』

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試し読みはこちら!

松岡:最初に読んだのは、少女まんがじゃないんですけど…『犬夜叉』でした。多分、小学2年生とかそれくらいの時期かな? テレビで劇場版とかを観て…。それからコミックスを買ってもらって読んだのがきっかけでした。「りぼん」を読み始めたきっかけは、小学3年生くらいのときに弟がジャンプを買ってもらったんですけど、私が何も買ってもらってなかったからって、お父さんが「りぼん」を買ってきてくれたのが最初な気がします。

──受賞した作品の次に描きたいものは決まっていますか?

絵花:描いてます!…私の実体験を元にした話なので、私要素が結構入っていて(笑) まんが家になりたい子が、まんがを描くために恋をしようとする。そうしたら本当に恋をして、失恋しちゃうんだけど…みたいな、そんな話です。

松岡:私は今、話を練っている途中なんですが…4つの国があって、それぞれ春夏秋冬が分かれている国が舞台のお話です。四季が変わらない、ずっと季節が変わらない、一つの季節しかない国の中で、冬の国の話を描こうとしてます。

絵花:すごい! なんか発想から違うなぁ!

──では、読者の皆さんに一言お願いします。

絵花:まんが家みたい!(笑)…えーと。私が少女まんがを読んだとき、恋をした感覚だったんですけど、読者の方たちにも私のまんがに恋をしてもらえるようなまんがを描きたいです。ワクワクさせたいです!

松岡:私が描いたまんがって全然、意味わからんとこばっかり…あとめっちゃ汚かったと思うんです。だけど、これからもっと練習してステキで面白いまんがを描けるように頑張りますので、そうしたらまた読んでほしいです!

↓無理を言って、いきなりお2人にサインをお願いしたのがこちら。2人が大作家になった時自慢できますね!
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――今回の授賞式では、現在「りぼん」で『キミとだけは恋に堕ちない』を連載している酒井まゆ先生より一言コメントを頂いております。

酒井:みなさんこの度はおめでとうございます! 小学生まんが大賞のお二人は小学六年生。今回本誌でデビューされた方と、三歳しか変わらないんですよね。まんが制作って、どこかで何かが劇的に上達するとかではなくて…小学生の頃からずっとまんがを描くのが好きで、そのまま練習し続けて来た「通過点のどこか」にデビューだったり賞だったりがあると私は思っていています。ですのでまんが家になりたかったら、ぜひ描き続けてほしいです。もうそれしかないと思っているので、ぜひ小学生の2人も投稿を続けてください。今日は本当におめでとうございました!

――「まんがを描いてみよう!」と思うことは、誰にでもあることです。しかし、本当にデビューして連載をしていく作家さんは多くはありません。描きはじめることはできても、まず、描きはじめた作品を仕上げることが、かなり難しいのです。
2016年12月完結25号を迎えたまんがの描き方講座「ジャンプ流!」シリーズでは、ジャンプの有名まんが家の皆さんがデビューするまでの道のりが掲載されています。

通してお聞きしていて共通していたことは「完結させること」と「それを続けること」の大切さと難しさでした。描き続けること、それを投稿し続けることでしか、道はひらけません。今は大活躍している作家さんたちも、初めての受賞は「騙されている?」と思ったりしながら…それでもいくつもいくつも描き続けることでヒット作を生み出していました。小学生の絵花さんと松岡さんは、次回作の構想がすでにあるようです! …わくわくするようなお話を次に届けてもらえる日は、きっと遠くない未来のようです。
そして…まだこの未来の大作家のデビュー作を目撃していないみなさんは「冬の大増刊号 りぼんスペシャル」(2016年12月15日(木)発売)で作品を読み、「まんが家成長物語」の1ページ目を体験してみてください。そして、まんが家を目指すあなたは…小学生まんが大賞・次回のしめきりは2017年3月31日(金)です。最後まで物語を描ききって、ぜひ投稿にチャレンジしてみてください。

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