2017年1月16日(月)20時16分

「女の子は、りぼんのふろくで育てられた」 LOVE♥りぼん♥FUROKU 250万乙女集合! りぼんのふろく展 @京都国際マンガミュージアム

京都国際マンガミュージアムは、京都市の中心部、烏丸御池駅から徒歩1分。古い小学校をリノベーションしているため、外観も内装も雰囲気満点。一度入場するとマンガが読み放題! 校庭では子供達が遊んでいたりして、まるで昭和時代にタイムスリップした気分が味わえる癒しスポットです。

京都国際マンガミュージアム
京都国際マンガミュージアム
今回はこちらで行われている「りぼんのふろく展」を取材してきましたー☆
京都国際マンガミュージアム_りぼんのふろく展
入口に設置されているのは、昭和の頃の女の子の「デスク」。
京都国際マンガミュージアム_りぼんのふろく展_デスク
「うわぁ…なつかしー」とおもわず声があがってしまうスポット♪

…どストライク世代にはたまらんもののある再現度です。小学校にあがったらこの机を買ってもらい、自分のすきなもので周りを飾る…そんな文化がありましたよね。ちっちゃい引き出しや小箱に、厳選したシールをしまったりしてね。
ぬいぐるみのポコ太もいい味をね…(夜中には動いているカモ(笑))

京都国際マンガミュージアム_りぼんのふろく展_デスク

さて。

「りぼんのふろく」というと、紙でいろいろなものが作れちゃう…というイメージがありますが、なぜ紙だったのかという理由を学芸員の倉持さんからお聞きしました。(倉持さんは筋金入りのりぼんっ子で、卒論も「りぼん」をテーマにされたというカワイイお姉さんです☆)

「もともと、雑誌は、日本じゅう均等に文化的な体験を供給するため、鉄道による書籍輸送料金に特別な配慮がされてきたんです。ただしそこにはいろいろな規定があって、使っていい素材や厚さなどが厳密に定められていました。そこで、ふろく担当者はそのルールとにらみ合いながら、輸送できる「紙もの」の中でどれだけ「かわいいもの」を作るか? という知恵と工夫を求められるようになっていったんですよ」…とのことでした。

本誌のサイズぴったりに、ぎゅうぎゅうに詰め込まれたふろくは…まるで宝箱のよう! 封を切った時の「うわぁー!」って声が聞こえてきそうです。

京都国際マンガミュージアム_りぼん_ふろく

そして小学生のクラスの女子は「りぼん」か「なかよし」のどちらかを読んでいる…という時代に突入。

京都国際マンガミュージアム_りぼんのふろく展_ふろく一覧

この頃には、組み立て型のインテリアグッズやステーショナリーが本当にいろいろ登場! まさに「女の子たちの生活の一部」となっていきます。
それをまた見事に組み立てて展示しており…テンションがあがります!

京都国際マンガミュージアム_りぼんのふろく展
京都国際マンガミュージアム_りぼんのふろく展
さらに注目は、ふろく用原画の展示!
京都国際マンガミュージアム_りぼんのふろく展_原画
京都国際マンガミュージアム_りぼんのふろく展_原画

「りぼん作家は月刊誌でも多忙を極める」と言わしめた、ふろく用のカラフルなカットは、吹き寄せのお菓子のように緻密で可憐で…とにっかく、カワイイ!!!! なにしろ形とサイズが厳密に決まっている中での作画依頼…パソコンもない時代ですから、ノートに「お花が散っていたらカワイイわ」と思ったら、1点1点描いていただくしかない。おリボンはギンガムチェックがいいわ…ってなると、描いていただくしかない…わけです。連載を抱えながら、先生方がチビカットをコツコツ描いてくださっていたからあの「ふろく」があったのかと思うと…観ているだけで「ジーン」と胸があつくなります。有名なデザイナーさんがふろくカットを観て「伝統工芸レベル」とおっしゃっていたのも頷ける…だってこんなにちっちゃいのに、瞳の中はきらっきらしているんですから。

原画はふろく制作のためにパーツごとに分割されてしまうことも多いのですが

京都国際マンガミュージアム_りぼんのふろく展_原画
…どのカットがどのふろくかも特定して展示されています☆
京都国際マンガミュージアム_りぼんのふろく展_ノート
(この辺の展示チームの愛にも「ホロリ」とすること必至ですよ)

さらにさらに、ふろくはたーっぷり展示されています☆

定番のトランプ!
京都国際マンガミュージアム_りぼんのふろく展_トランプ
☆日本の風物詩や季節の行事と連動したふろく
京都国際マンガミュージアム_りぼん_ふろく
京都国際マンガミュージアム_りぼんのふろく展_おひなさま

新年には目標を書いたり、母の日にありがとうのメッセージを手渡したり…。ふろくのおかげで「ありがとう」って言えた場面、いっぱいあったなあ…。

☆すてきな女の子への導き系のふろく
京都国際マンガミュージアム_りぼんのふろく展
京都国際マンガミュージアム_りぼんのふろく展

時間割表にチェックリストがついていたり…、マナーブックやバレンタインブックなどの副読本系のふろくが充実していたんですよね。

それこそ「ポプリ」をつかってランジェリーにいい香りをつけちゃおう…とか
ここではじめて知った「おしゃれなもの」もいっぱいあったなあ…

☆コミュニケーションの助けになるふろく
京都国際マンガミュージアム_りぼんのふろく展
京都国際マンガミュージアム_りぼんのふろく展

お友達と一緒に完成させる書き込み式の「おもいで新聞」やキュートなレターセットなど、気持ちを伝えるきっかけになるふろくも、定番中の定番ですよね…。レターセットはもう「2度と同じものはない」っていう気持ちもあったので…厳選したなあ…使いどころを。ここぞの場面で使うために、ふろくのボックスにしまっていたもの。

本記事筆者は田舎の一人っ子だったのですが、「りぼんのふろく」に教えてもらったことがいーっぱいあるように思います。正しい洗顔方法から、クッキーの作り方、ラッピング、お手紙で「Dear」って書くのは「親愛なる」っていう意味…など。みーんなりぼんから教えてもらいました。そう、「カワイイ女の子ってこういうことよ」っていう、当時の編集者さんや漫画家さんの想いで「りぼんっ子」に育ててもらったなぁ…と、改めて感じたふろく展。こころがほっこり、やさしい気持ちになれる効果もあるので、機会があったら「京都国際マンガミュージアム」に行ってみてくださいね☆
1月22日(日)には、高須賀由枝先生のトークセッションも予定されていますよ♪

さらに、当時の編集者さんたちの想いは、文化庁の運営している「メディア芸術カレントコンテンツ」に順次掲載されていく予定だそう。
記事が掲載されたら、シンクのTwitterでもお知らせしますので、チェックしてみてくださいね。

そして「なつかしい!」ってなった方は、こちらのりぼん創刊60周年記念サイトへ☆