2017年2月1日(水)11時30分

冬目景『黒鉄・改』がグランドジャンプ5号より連載開始!【仮面の人斬りとしゃべる刀の名コンビが15年余を経て復活!】

1997年から「モーニング」(講談社)で連載された、冬目景の人気作『黒鉄』。しゃべる刀を手にした機械(からくり)仕掛けの人斬り・迅鉄の渡世の旅を描いて人気を集めた同作が、『黒鉄・改 KUROGANE-KAI』(以下『黒鉄・改』)となって「グランドジャンプ」5号で復活!

今回は復活を祝して、『黒鉄・改 KUROGANE-KAI』の世界観や背景をダイジェストでご紹介。新たなエピソードを読む前に、覚えておきたい「黒鉄」基礎知識をお届けします!

身体の半分が「からくり」でできた迅鉄と、しゃべる妖刀・鋼丸が主役!

「黒鉄」シリーズの基本的な背景となっているのは、江戸時代における無法者である「渡世人」の世界。そこに、斬った張ったのアクションや機械(からくり)というSF要素を交えた独特の世界観の中で、金をもらって人を斬る、その迅鉄の生業にまつわるドラマが描かれていく。

主人公である迅鉄(じんてつ)は、若くして“人斬り迅鉄”と呼ばれた凄腕の渡世人だったが、追手との戦いの末に命を落とし、天才蘭学者・源吉の手によって体の半分を機械(からくり)へと変えることでよみがえった過去を持つ。

迅鉄

機械(からくり)仕掛けの身体の各所には、仕込み刀などさまざまなギミックも。死に際して声帯を失っており、しゃべることができず、他者と会話する役割は相棒の刀・鋼丸が担当する。

そして、物語のもうひとりの主役が迅鉄が持つ刀の「鋼丸(はがねまる)」。源吉から渡されたこの刀は、人語をしゃべることができる妖刀。迅鉄の考えを理解し、他の者へと伝える。

鋼丸

かつては武士だったが命を落とし、妖刀となってよみがえった。迅鉄の思考を理解する能力を持ち、会話することができる。


この2人のコンビに加えて、物語にはかつて迅鉄を母の仇として追いつつも、今は知己の間柄となっている女渡世人「紅雀の丹(べにすずめのまこと)」も登場。『黒鉄』に続く『黒鉄・改』でも、この3人をキーパーソンに物語は進んでいく。

紅雀の丹

母の復讐を遂げるため、迅鉄を追い回した女渡世人。旅の中、迅鉄と鋼丸の人となりに触れることで誤解も解かれ、その態度も軟化中…?

新エピソードはどんな展開に!?

「グランドジャンプ」5号掲載の『黒鉄・改』連載第1話「出立の刻 #1」では、なぜか丹が鋼丸を手にして登場!? 渡世人らしき一団に襲われた武士を彼女が華麗なチャンバラで救うところから、物語は始まっていく。

武士が襲われた理由は? そして鋼丸と別れた迅鉄の行方は…? 謎が謎を呼ぶオープニングに、期待せずにはいられない!

ちなみに「グランドジャンプ」は、2017年1号からいよいよ紙版とデジタル版が同時発売される体制がスタートしたばかり。今すぐ『黒鉄・改』を読みたい人は、デジタル版を購入してみては?

ちなみにこの連載に先駆け、昨年12月発売の「グランドジャンプ」23号で特別プレ読切が掲載されていたのも記憶に新しいところ。こちらのエピソードでは迅鉄と、流以(るい)、東雲(あずも)の謎の女性たちとの出会いが描かれていた。

『黒鉄・改』で、彼女たちと迅鉄が再び出会うことがあるのか? こちらも乞うご期待!

名作『イエスタデイをうたって』も併せて読みたい!

冬目先生が手掛けた作品として、合わせてご紹介しておきたいのが『イエスタデイをうたって』。1998年から「ビジネスジャンプ」で連載がスタートし、2015年に「グランドジャンプ」で最終回を迎えたコミックス11巻に渡る長編作品だ。


『イエスタデイをうたって』1巻 YJCデジタル版
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物語は現代を舞台にしており、大卒のフリーターであるリクオと、高校中退の少女・ハル、かつてリクオの同級生だった榀子の3人が織りなす人間ドラマを描いたもの。若者たちの揺れ動く気持ちや微妙な恋が繊細に描き出された、人の心の機微に触れる名作だ。


カット:『イエスタデイをうたって』2巻より
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『黒鉄・改』連載でますます注目が高まる冬目先生の代表作として、こちらもぜひ読んでおいてほしい!

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S-MANGAで冬目景先生の作品を試し読み

(C)冬目景/集英社