2017年4月23日(日)11時00分

『帝一の國』作者・古屋兎丸先生&担当編集インタビュー祭partワン!「担当、映画制作秘話とスピンオフドラマについてアツく語る」「先生と画廊でバッタリ」の2本立て!

4/29(土)からの実写映画全国公開を目前にして、ますます大きく渦を巻き始めた『帝一の國』ムーブメント!! 地上波でスピンオフドラマが告知されたり、古屋兎丸先生が銀座で個展を開いていたり…この嵐はこれから一体どうなるのー!? …とシンクチームライターの私・かわうそは眠れません!
と、いうことで…作品の屋台骨を担うひとり、『帝一の國』担当編集・ジャンプSQ.小菅さんをとっ捕まえてお話をうかがってまいりました。

――小菅さーん!

担当編集・小菅さん(以下「小菅」):なんですか突然。

――あのう、『帝一の國』の映画、どうなんですか~?

小菅:愚問ですね。もう4回観ましたよ。

帝一の國_榊原 光明

――す、スタートダッシュが早い! ちょっと順を追って色々聞かせてください。そもそも今回の映画化のお話って、いつからあったんですか?

小菅:「『帝一の國』をそのまま映画化したい」、というお話をフジテレビさんからいただいたのが2年前、連載が終わる前の2014~15年頃でしょうか。兎丸先生は、映画化のお話をいただいた当初から「すごく嬉しい」と喜んでいらっしゃいました。その後、菅田将暉さんの出演が決まってからはとんとん拍子で進み…原作の最終回と合わせて、菅田将暉さん主演を発表できたんですよね。あれが2016年の4月4日発売のジャンプSQ.でしたから、ちょうど1年で、ついに公開に至りました!!

――制作はスムーズでしたか?

小菅:そうですね…。映画は、帝一たちが1年生、氷室や森園たちが2年の時のお話をメインに構成されているんですが…脚本の第1稿は連載中にいただいていて、連載が終了してから第2稿をいただいたんですが、1稿目から大胆に変わっていたんです。終了した原作を踏まえて、脚本のいずみ吉紘さんと監督とプロデューサーが、映画ならではの完結のしかた…というのを丁寧に再構成してくださったんですね。僕と兎丸先生は第2稿を観た時に安心したというか、これならお任せして絶対に大丈夫だと確信できました。

――今回の映画では、原作にないシーンもあるようですね。

小菅:そこはもう、監督がこだわったところです。光明の発明品だったり、美美子が帝一を背負っていたり…菊馬との殴り合いも、原作にはないですからね。

映画_帝一の國_榊原 光明
映画_帝一の國_美美子が帝一を背負う
映画_帝一の國_喧嘩シーン

――どんな風に物語に生きてくるか、気になる~!! …逆に先生・小菅さんサイドから、特にこのシーンを入れてくださいというご要望はあったんですか?

小菅:脚本になくて、兎丸先生からの強いリクエストで入ったのは校旗掲揚のシーンですね。

映画_帝一の國_校旗掲揚のシーン

小菅:物語の軸のひとつとして、「帝一と菊馬の因縁」とか、感情のぶつけあいを描いておく必要があるだろう、という先生の思いがあったんですね。逆に言うと、それ以外にはさしたるリクエストはしませんでした。映画のスタッフの皆さんもプロですし、我々もリスペクトがありますので、脚本以降は基本的には口出ししていません。

――じゃあキャスティングについて裏で牛耳られたりも…?

小菅:してませんよ!! 勿論すべておまかせしました。最初に菅田さんが、「『帝一の國』が映画化されるなら、ボクは帝一の役しかやりたくない」と言ってくださったようで。菅田さんが決まってから、メインの他5人も一気に決まって。その6名に限らず人気俳優さんたちが大勢出演してくださったのは、菅田さんが引き受けてくださったというのが大きいのかなと想像します。

――そもそも、菅田将暉さんが「帝一」…というのはいかがでした?

小菅:それについては本当に、文句のつけようもありません! 映画撮影に入ってすぐ撮ったのが、帝一が勝手に、弾と試験で闘うシーンだったらしいんですが…

漫画_帝一の國_弾と試験で闘うシーン

小菅:昨年末のジャンプフェスタ出演時にも菅田さんが仰られていましたけど、菅田さんは、舞台に1か月出ても枯れなかった声がその3日で枯れたそうです(笑)。ほかにも、帝一役ですから本当にやることがいっぱいで大変だったと思いますよ。ピアノもそうだし、太鼓もそうだし。

――菅田さんのピアノ演奏シーンもあるんですね!?

小菅:はい。もともとピアノはご経験があったそうですが、それでも改めて猛練習されたみたいですね。

映画_帝一の國_菅田さんのピアノ演奏シーン

小菅:何にしても菅田さんは、別格だなあと思います。兎丸先生とのインタビュー企画などでご一緒しても、喋りもお上手ですし、なんでもできちゃう。だから本当に帝一みたいな人なんですよ。運動神経もいい、頭もいい、ピアノも弾ける、育ちもいい…(笑)。カンもいいし、努力家だし、飲み込みも速いかただと思います。僕は撮影現場には数日しか行けなかったんですけど、菅田さんは本番で「スイッチを入れられる」プロフェッショナルだ、というのは色々な人に聞きました。現場で数時間の待機の後に1シーンだけ撮る時なども、その一瞬のために「赤場帝一」になりきる菅田さんは、ものすごかったですね。

――菅田さんは、もともと『帝一の國』原作のファンでいらしたんですよね?

小菅:兎丸先生ご自身も、最初はご存知なかったんですが…菅田さんと先生が最初にお会いになった時に、菅田さんが、先生が昔描いた『π』という作品を子どもの頃から読んでいた…とお話してくださって。先生の漫画はほぼ全部読んでいたということで、元から兎丸先生の作品が持つ一種の芸術的なグロテスクさだったり、作家性を好んでくださっていたようです。『帝一の國』をやるなら自分が「帝一」をやりたいと考えていた…と仰ってくれて。菅田さんは『銀魂』などにも出ていただいているんですが、単独主演の集英社原作映画は『帝一の國』が初めてなので、そこは先生もすごく喜んでいらっしゃいました。
もちろん、菅田さん以外のキャストの皆さんも本当に素晴らしかったです。菅田さん以外のキャスティングについては一気に報告が来たんですけど、最初は僕も兎丸先生も「嘘でしょ?」と疑ってかかりました。豪華すぎて!(笑)「おいおい、これホントかよ」「“ファンが考える『帝一の國』の理想キャスト”じゃん!」と(笑)。

――確かに…作品に登場する個性的なキャラクター達を実写化するには大変だったかと思いますが、再現度もものすごいですよね!

小菅:髪型に始まり、メイクや衣装のこだわりぶりと言ったら…。結局メイクさん何人つけたんだろう!? それぞれにメイクさんやアシスタントさんをつけていたらしいんですよね。総人数は、スタッフリストを見て確認してみてください(笑)。
そもそも舞台版の『帝一の國』もすごくよかったので、兎丸先生や僕のハードルも上がっていたと思うんですが、舞台ともまた違った映画のキャスティングやメイク、衣装、美術には感服でした。菅田さんのTwitterでも紹介されていた、花柄のスーツとか(笑)。

映画_帝一の國_菅田さんのTwitterでも紹介されていた、花柄のスーツ

小菅:あと…帝一の部屋など、小道具のひとつをとってもすごいんですよ。賞状とか、むちゃくちゃ凝ってる。他にも、志尊さん演じる光明のノートとか。

漫画_帝一の國_光帝ノート

――「光帝ノート」ですね!

小菅:その中身もすごいクオリティだし…画面に映らないところも、ものすごくこだわっているんですよ。それぞれの筆箱の中身の筆記用具とか!(笑)今は売ってない、古いトンボの鉛筆などを用意してくれていたり…原作の世界観を再現すべく、尽力してくださっていたようです。

――世界観の再現というところで言うと、盗聴作戦の時の帝一と光明の足の角度とか、二人“らしく”て最高なんですけど…。セットの小道具であるとか、ポーズのひとつひとつにもこだわりを感じますね。

映画_帝一の國_盗聴作戦の時の帝一と光明

小菅:原作に登場するシーンは特に、漫画を横に置いて見比べながら、菅田さんや監督がああでもないこうでもないと言いながら演じてくれたらしいので、そこは本当に嬉しいですね。菅田さんに関しては、「赤場帝一」という役をやるにあたって、背筋をピンと伸ばすなど、立ち姿から「帝一」に見えるように演技をしてくれたそうです。

――随所に出てくる仁王立ちも、綺麗に“帝一的”角度ですよね。

仁王立ち

小菅:いやあ、原作をすごく読みこんでくれたらしいですね。もうオープニングから、「あ、帝一だ」という感じの菅田さんが見られる。この映画は、出だしからものすごくかっこいいんですよ。永井監督がもともとCMクリエイターというのもあって、オープニングだけじゃなくどこを切り取っても画面がカッコイイ。適当なシーンというか、適当な画がないんです。
そもそも永井監督は、絵コンテもすごく詳細に描かれるんですよ。最近映画って「字コンテ」といって字だけのものも多いようで、撮影監督が画づくりを決めたり…ということがあるらしいんですが、こと『帝一の國』に関しては、本当に永井監督の思い描いた画の通りに作られているように思います。だからきっと現場は大変だったんではないでしょうか。映画のプロデューサーと食事をした時にも「一瞬たりとも気が抜けない撮影現場だった」と聞きました。

――現場はピリピリしていたんでしょうか…?

小菅:ピリピリというか、きっと「いい緊張感」。自然すぎてわからないんですけど、アドリブの応酬とかもあるんですよ! 見てからのお楽しみですけど、脚本にないシーンも、菅田さんがアドリブで変えたり、森園役の千葉雄大さんもアドリブで一言加えたり…。キャストの皆さんの演技合戦が見どころだと思います。でも皆さん本当に仲が良くて、打ち上げでも最後、若手キャストが全員で菅田さんを胴上げしていました。お互いに信頼で結ばれた、男子校の同学年…みたいな雰囲気で、すごくよかった。親しいうえで、それぞれに敬意をもって認め合っている感じが見てとれました。

――そういえば、ニュースで若手キャスト陣の裸太鼓のシーンが話題になりましたが…

小菅:言っときますけどあれだけじゃないですからね!(笑)あのシーンはすごくカッコイイ、良いシーンですけど、あれがピークではないです。キャラクター同士の精神的なぶつかり合いなどもちゃんと描かれていますから。もちろん、吉田鋼太郎さんなどベテランの俳優さんたちもすごく良いですよ。

――先生も小菅さんも何度も現場に足を運ばれたそうですが、いかがでしたか?

小菅:僕が行ったのは、オープニングの入学式を撮っている時でした。エキストラの数にも圧倒されましたが、ワンカットワンカット、照明やカメラの位置を変えながら撮っていくこだわりが凄かった。プロの仕事を間近で見させていただいた感じですね。キャストさんたちだけでなくスタッフの皆さんが作品を愛してくれているというか、情熱の伝わる現場でした。それだからか兎丸先生も、忙しいさなか、撮影見学に行ける時は全部行ってましたね。

――そんなにお近くの現場が多かったんですか!?

小菅:全っ然!(笑) 地方某所で撮ったマイムマイムのシーンも、先生はご家族で見学に行かれてました。

――先生のお気に入りのシーンってあるんでしょうか?

小菅:う~ん……先生は多分、全部好きだと思います(笑)。最初にも言いましたけど、僕と先生は既に4回観てますから(笑)。編集中のものを2回、初号試写を1回、完成披露試写で1回。4回観てもめちゃくちゃ面白いし、細かい工夫に何度観ても発見があるんです。 単純に、映画作品としてすごく面白いと思いますよ。

――原作を知らない人が行っても楽しめますか…?

小菅:原作を知らなくても、告知やキャスティングの段階で、多くの人が今「気になってる」という状況だと思うんですよ。そういう人はぜひ観に行ってほしいですね。知らなくても100%楽しめる。きっと僕も、自分が担当じゃなくても観たいし、おすすめできる!(笑)完成披露試写のときも、兎丸先生は緊張していらしたんです。僕らは面白いけど、第三者が見ても面白いかなって不安がすごくあったんですよ。もう映画作品が“身内”だったんですね。でも完成披露試写での観客の熱狂と、その後の感想を聞いて、ああよかった、面白いと思ってもらえてよかったなって。…おそらく菅田さん目当てで、けっこう集英社の関係者も観に行ってくれているんですけど(笑)、皆口々に「面白かった」と言ってくれました。これならきっと、読者の皆さんも面白いって言ってくれるんじゃないかなと思います。

――初見の人も、ファンのことも裏切らない…ということですね。あらためて、小菅さん的映画の見どころって、どういうところでしょうか。

小菅:各パートに、ほんとに時間も情熱も割かれているので、どのシーンを観ても…どのシーンにも見どころがあって、目が離せないんです。無駄なカットは何一つないし、本当に面白い。あ~…早く行ってほしい!(笑)僕が嘘つきじゃないのがわかるはず!!(バン!!)

帝一の國_榊原 光明

小菅:僕、来週大阪出張で、大阪でも試写見てきますけど、それ5回目ですけど(笑)、でも依然として楽しみですもん! んで、29日の初日も行くから、6回観ることまでは決まってます(笑)。それ以降も行けたら行きますよ!!

――た、担当編集にここまで言わせるなんて! 映画『帝一の國』、恐るべし…!!

小菅:この映画に関していうと、メイン6人全員に見せ場がしっかり用意されているんです。主人公の帝一を追うだけでなくそれぞれにいいシーンがあるので、誰のファンでも全員満足して帰ってくれるような映画になっているんじゃないかな…原作を知らない方も! …そうそう、駒もいい感じなんですよ。

漫画_帝一の國_駒 光彦

――氷室先輩の腹心・駒副ルーム長ですね! 彼にも見せ場があるんですか?

小菅:め~ちゃ~め~ちゃ~あります! 駒光彦役の鈴木勝大さんは、自分の担当している『終わりのセラフ』のミュージカルで、ミカエラ役もやってもらったんですけど、飲み込みも速くて運動神経も良い俳優さんなんです。

映画_帝一の國_駒光彦役の鈴木勝大さん

小菅:あ、そうだ! 先日発表になった、フジテレビさんでの連続スピンオフドラマ。これは映画を補足するし、氷室と駒の回もあって、駒の見せ場もいっぱい出てくるんですよ。

『帝一の國』スピンオフドラマってどんなお話!?

――それは…フジテレビさん他にて4/24~4/28深夜に5話連続放送される、スピンオフドラマ『帝一の國~学生街の喫茶店~』※詳しくは映画公式サイトまでどうぞ!…のことですねっ!?

小菅:そうです!(笑) 映画では描かれない氷室と駒の友情だったりとか、原作にあって映画からはこぼれてしまった部分というのを補足する役割を担っているドラマなんですよ。原作のファンのかたも、映画を観ようと思っているかたも、きっと楽しめるはずです。

――ドラマは、どんなところが見どころですか?

小菅:映画にはない「夏合宿編」も、ミニドラマには出てきます。これが、漫画の絵をすごく大胆に使っているんです。漫画をパラパラ、ちょっと動かしたりだとか。実写と漫画とが交差して、めちゃくちゃ面白いですよ!

――(ドラマも何回か観てるんだろうな…)ミニドラマも高クオリティなんですね!

小菅:高い! すごく高い!! 今回、映画のプロダクションマネージャーを務められた風間さんがミニドラマの演出をされているんですよ。脚本も映画のかたとは違うんですが、こちらもすごく上手い。本当にレベルの高いミニドラマになっています。…あ、菅田さんが今つぶやいてる!(Twitterを見ながら)「帝一の國スピンオフ! それぞれのキャラクターが主人公に…」、ふんふん、「…面白シーンが見れます」…やっぱり菅田さんは頭がいい! 短い文章できっちり紹介してくださるなあ!

――そうですねえ、そうですねえ。あの、それで、続いて、『帝一の國』の漫画がそもそもどうやって始まったのかを…

小菅:あ、東宝で『アイアムアヒーロー』をつくったプロデューサーの人からも今「ちょっと先輩、『帝一の國』面白いじゃないですか」ってラインが来ました(笑)。友人なんですけど。しょうがないなあ…すみません、ちょっと失礼しますね! 残りのインタビューはまた今度! あ、兎丸先生、今個展もやってるんで、そっちの紹介もヨロシク!

――あっ、あっ…!

『帝一の國』原画展が、銀座で開催中!

『帝一の國』個展の案内チラシ

去り際の小菅さんがパラリと残していったチラシには『帝一の國』個展の案内が。なになに、銀座で先生が個展を行っている…だと!?
手がかりを頼りに銀座に上陸してみると、どこからともなくショパンの音色が。ショパンと言えば、帝一が好きなのもショパン…。ハッ! ここが「ヴァニラ画廊」か!

ショパンに誘われ地下2階の展示室、『帝一の國』ワールドへ。
「いらっしゃいませ」入口にはきれいなおねえさん!

飾られている原稿は、ホワイトの修正も少なくとってもキレイ。1話の扉や1ページ目など、随所で差し込まれていた鉛筆画ページの原画も! 多くの技法を駆使した、古屋兎丸先生の“魅せる”画面が堪能できます。

アッ! あれはお父さんの伝説の「帝一だもの」…!?
漫画_帝一の國_「帝一だもの」
(※帝一の表情までセットでお楽しみください)
…アッ! ろ、ローラと光子…!
漫画_帝一の國_ローラと光子
(※恥じらう光子ちゃんはおじさんにモテそう)

アッ! ふ………古屋先生!?

そう、個展には先生がたびたび在廊するんです! ファンは狙いうちすべし!! と言うことでひっきりなしに訪れるお客様のスキマをぬって、古屋先生にもお話を伺ってきました~!!

――今回の個展はどういった目線で作品を選ばれたんですか?

古屋兎丸先生(以下「古屋」):そうですね…今回展示している原画180点は、すべて僕がセレクトしたものなんです。映画公開にあわせて、映画でも登場したシーンの原稿を中心に選びました。弾の家に帝一と光明が招かれ、弾の弟妹たちに遊ばれて…もとい遊んであげているシーンや、生徒総会での校旗掲揚、また後半の氷室のシーンなど…。まず個展に足を運んでいただいて、内容を思い出してから映画を観ていただくのでもよいですし、5月7日まで開催しているので、映画を観た後に来ていただいても楽しめるように考えました。

そう、会場には180点超の原画とともに、映画コーナーも! 映画で帝一役の菅田将暉さんが着用した法被や、氷室役の間宮祥太朗さんが着用したローファー(大きかった! 男らしい!)、学帽など、キャストの衣装なども展示中
中でも、菅田将暉さんが先日ご自身のTwitterでもご紹介されていた、帝一のファッションセンスが光る花柄スーツが目玉! 衣装さんがカーテンをリメイクして作り上げたという、世界にふたつとない素敵スーツ。こ、これぞ帝一センスの塊! これを着こなせる人類(菅田さん)が同じ時代に生きているんですよ。21世紀万歳。

映画_帝一の國_菅田さんのTwitterでも紹介されていた、花柄のスーツ

――そ、そういえば完成した映画を、先生はもう何度も御覧になっているらしいですね!

古屋:はい。制作段階から、要望を述べるというよりは、ストーリーに穴がないように潰していったりと、作品が“より完成度の高いものになるように”という関わり方でした。撮影現場も出来る限り見学させていただきましたが、監督を始め関わっているスタッフ皆さんは正に“プロフェッショナル”の集まり。刺激をいただきました。

――今回の個展では、先生の“プロフェッショナル”にも触れられますね。作画には、デジタルとアナログの両方を取り入れられているようですが…。

古屋:一度フルデジタルに移行したんですが、調子を崩して、今はデジタルとアナログの半々で制作しています。デジタル自体、慣れるまでに1冊分くらいかかったんですよ。使いこなすまでは難しくて…。例えば、デジタル作画の場合は描く部分を拡大する必要があるんですが、そうすると全体のバランスが見えなくなるんですよね。ガジェットの性能がもう少しよくなり、解像度が上がって拡大しなくてもよいものが出たら嬉しいです。

JC10~12巻収録話はフルデジタル作画のため、プリントにての展示ですが、デジタル画稿でも、原稿用紙サイズだと大迫力。素人目にはアナログと変わらぬ迫力と筆致に見えるほどです。特に…森園先輩が菊馬を指名する時の、憤怒の表情…

漫画_帝一の國_森園先輩が菊馬を指名する時の、憤怒の表情
帝一の國_榊原 光明
ゆ、夢に出そう!

また、今回の個展では、入場者全員が描き下ろしのおまけ漫画をもらえます!

入場者特典_おまけ漫画

中は見開きの短編に。一言だけネタバレさせてください。…〇〇の照れ顔がカワイイ!!!!
個展は5/7(日)まで! 映画の前に後に、ぜひ足を運んでみてくださいね♪

ちなみに古屋兎丸先生のインタビューは、集英社公式アプリ「Myジャンプ」でも5月初旬に掲載予定! 帝一の國の誕生秘話や、映画と原作の見どころなどを先生に語っていただきます。詳細はアプリをダウンロードして、公開を待とう!
★アプリダウンロードはコチラから!

●実写映画『帝一の國』公開記念 古屋兎丸原画展

期間:2017年4月18日(火)~5月7日(日)
営業時間:全日12:00~19:00(期間内無休)
入場料:600円(入場特典:描き下ろしおまけ漫画付)
会場:ヴァニラ画廊
古屋兎丸『帝一の國』原画展の詳細はこちら

…ちなみに…原稿用紙のビッグサイズで見る裸太鼓………やばいですよ。

漫画_帝一の國_裸太鼓

さて、『帝一の國』誕生秘話に迫る小菅さんインタビュー後半は後日公開予定! こちらも忘れずチェックしてくださいねー!

(文章:シンクスタッフ・かわうそ)


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