2017年5月25日(木)19時07分

[谷川史子先生画業30周年記念レビュー A面]あらためて読み直して考えた「すき」と「こいびと」の間にあるもの。

3つ子の頃からまんが読み。筋金入りのりぼんっ子=(つまり妙齢)、編集スタッフMです。
今回は、稀代の読みきり少女まんが家・谷川史子先生が画業30周年を迎えたのを記念しまして、「今だからこそあらためて読みたい谷川史子作品」を特集します。

谷川史子先生は、1986年『ちはやぶるおくのほそみち』でデビュー。

谷川史子先生は、1986年『ちはやぶるおくのほそみち』でデビュー

こちらの作品は、1989年発売のりぼんマスコットコミックス「花いちもんめ」に収録されています。

5月の連休中に行われた「原画展」でも、多くのファンの方が、『花いちもんめ』のコミックスをお持ちくださっていて、思い入れを語っていたのが印象的でした。
表題作『花いちもんめ』と『ちはやぶる…』は、いわば兄妹と言いますか、兄妹がテーマと言いますか…どちらも「教師の兄」と「生徒の妹」の微妙な恋愛感情を描く作品です。

りぼんマスコットコミックス「花いちもんめ」

妹はお兄ちゃんに恋心を抱きますが、お兄ちゃんはそんな事を知るよしもなく“優しい”。

りぼんマスコットコミックス「花いちもんめ」

兄が優しいからこそ…秘めた恋に悩むことになる妹に、悩ませている当人が「よし、兄ちゃんが相談に乗るぞ!」と言うという……いわば定番の「罪作り展開」が発生します。

りぼんマスコットコミックス「花いちもんめ」

…くはぁ…その優しさが……

りぼんマスコットコミックス「花いちもんめ」

無邪気なわんこのような…笑顔が…主人公の傷ついたハートにさらに突き刺さるのです。

ちなみに、現・ココハナ編集部の谷川先生担当K方さんが谷川作品とはじめて出会ったのは、りぼんでの初連載作『きもち満月』だったそうです。(もちろん、「りぼんっ子」として…)



K方:
リアル読者では『きもち満月』が谷川作品とのファーストコンタクトでした。“必要以上にキラキラしすぎていない感じがなんだか大人っぽいのに、豆腐…!!!?”と思ったのを昨日のことのように思い出します。男の子がいわゆるヒーローらしいかっこよさがないのにとても魅力的で、好ましく感じました。(ディスってませんよ!)

『きもち満月』

K方:谷川作品には「昔同じクラスになって、名前も顔も曖昧になってしまったけど、その子とは忘れられない思い出がある」というようなキャラクターが、たくさん登場します。(もちろん、キャラが立ってないとディスっているわけではありませんよ!)それと、モノローグの美しさ、日本語の美しさが際立っていますよね。モノローグだけを抜き出して読んでも胸がいっぱいになる作品はそうはないと思います。また、作品ひとつひとつが、きれいな言葉とか、感情の機微とか、思いやりとか、激情のしまい方とか、何かしらの「すてきなおとなのひとになるための何か」を授けてくれるところも“凄み”だと感じています。


…近くにいそうで、いなそうな谷川作品の塩顔男子が、当時のりぼんっ子たちをガッチリ魅了したのですよね。パッと見すぐ真似できそうで、実はバランスの妙がすばらしい横顔を模写しては「あれ、似ないな…」と思った女子がどれだけいたでしょう。ええ、私もやりました。

谷川作品の塩顔男子

そんな谷川先生ですが、子どもの頃から大好きだった「りぼん」でデビューを果たした後は「クッキー」「コーラス」「ココハナ」と掲載誌を移しながら、常に第一線で活躍され続けています(現在は「ココハナ」で『はじめてのひと』シリーズを連載中)。常にキラキラとかわいらしく、そして爽やかな物語が普遍的な「谷川ワールド」をつくりあげていて……「30年」という時の流れをあまり感じさせないのです。

●「りぼん」で描かれた作品(発表順に並べています)

「りぼん」で描かれた作品

●「クッキー」で描かれた作品(発表順に並べています)

「クッキー」で描かれた作品

●「コーラス」・「ココハナ」で描かれた作品(発表順に並べています)

「コーラス」・「ココハナ」で描かれた作品

掲載誌の変化とともに、主人公の年齢層も少しずつあがっていき、描かれる愛のカタチも、結婚、離婚、不倫、など…多様性が増していきます。それでも谷川作品は「変わらない」。誰がどう言おうと「THIS IS 少女まんが」であり、問答無用に「カワイイ」のです。でも、ただただ「カワイイ」だけではない。むしろデビュー作からずっと、ただ甘いだけではなく、胸にチクリと刺さるような痛みと温かさがあり…「おとな」の香りもただよっていました。

…おとなってなんだろう??

『緑の頃わたしたちは』/RMC『きもち満月』
【『緑の頃わたしたちは』/RMC『きもち満月』収録 より】

妙齢というのもはばかられるほどの年季の入ったおとな女子である筆者は、19歳と364日目から20歳の誕生日を迎えた瞬間のことをよく覚えています。

「さあ! キミは今日から“おとな”だ!」と偉い人が宣言してくれることもなく、昨日の続きとして今日がはじまってしまい、愕然としました。あれ? 子どもの頃想像していた「おとな」とは、何かが、だいぶ違うぞ…と。でもいつの間にか周囲は私を「おとな」と認識している。

――恋や愛、友情も、結婚も「それ」と似ている気がするのです。

「嫌い」は、ある日明確にやってくる気がするのですが、
「すき」は、いつの間にか「そうなっている」ものです。
家族としての愛なのか、恋愛としての愛なのか…? 尊敬か、友情か。そして、同じ相手に対する思慕の念も、昨日と明日で少しずつ異なります。誰かと付き合っている間、相手のことが1ミリも嫌いになったわけではないのだけれど、他の人に恋心を抱かないとは、限らない。大好きな人と一緒にいて幸せでも、家族のことが心配でたまらないこともある。

その微妙な境目をゆらゆらする「愛なのか何なのか名づけようのない感情」

愛なのか何なのか名づけようのない感情

本当は、誰にでも、どの瞬間にも、常にゆらぎ続けて存在する…微妙な「その気持ち」は、時に学校生活・社会生活を送るうえで厄介で面倒なものでもあります。だから普段は「告白した」だとか「正式につきあった」だとか「結婚した」という約束事や制度のようなもので、その感情に名前を付け、振れ幅部分を「見なかった」「感じなかった」ことにしてしまうのです。

しかし谷川先生は、その心の揺れを察知するセンサー部分を常にむき出しにして作品を紡ぎ続けているのではないでしょうか。しかも、そのやわらかな部分を、やわらかなペンタッチによる微妙な表情の変化と、さりげない仕草と、必要最小限にみがきぬかれた言葉で表現し続けているのだと思います。まさに魂を削るようにして。


ファンの間で名作と名高い「積極-愛のうた-」の場合は…

積極-愛のうた-

主人公の村主ちゃんは、初老の教授に恋をしています。愛を叫ぶセリフが「血圧の薬用の水を汲めるのは私だけ!」というのがなんとも「わからんけど解る!」なのですが、愛があるからこそ、教授の助手を精一杯つとめています。

積極-愛のうた-

村主ちゃんは、「教授が好きだすきだ」と言いながら、実は長いこと同棲している彼がいます。一方、教授は亡き奥様をいまだとても愛していますが、村主の気持ちを知らないわけではありませんし、酔いつぶれた村主に手を出すような野暮なこともしません。

積極-愛のうた-

ですが、林檎を渡すんです。青い、林檎を

積極-愛のうた-

…青林檎――1度読んだひとはもうその単語で「胸がズキュゥウウウン」なのですが…
未読の方はその結末をぜひ、まんがで読んでほしいです。

この「愛なのか恋なのか何だか、もう自分でもよく解らない気持ち」が、谷川作品にはとても多く描かれています。そして、何だかわからないけれど湧きあがるこの気持ちに目をつぶらず、正面から向き合おうとします。それは、無邪気でもあり、一方で「おとな」ってことでもあるのでしょう。作品を読み直すと、子どもの頃には「知らなかった」複雑な感情がわきおこります。そして…ああ、人間って、理不尽で不器用で愛おしいなぁ…と思えてきます。子どもにはただ苦いだけに感じていた、山菜やコーヒーやビールのように、全く違うものに感じるのです。
一度読んだことがある方も、もう一度読むと新しい味が楽しめるのではないでしょうか。

P.S
そう…こんなに何度でも美味しいのに…もっと谷川先生、作品を描いてくれたらいいのに。と思った皆様。その秘密が「おおむね」書いてあるのが、谷川史子最長連載とも名高い「告白物語」でございます。告白物語を「おおむね」全部集めた総集編が『谷川史子 告白物語おおむね全部』です(5月25日(木)発売)

谷川史子 告白物語おおむね全部

「切ない、いとおしい、カワイイ」という谷川作品のイメージに反して、帯ワードは「こりゃひどい。」さて一体、何が「こりゃひどい。」のでしょうか。
前回の「原画展記事」でも予告していた「告白物語おおむね全部」の裏話を、今回の作品レビューのB面として後ほどお送りします。お楽しみに。

 

文章/編集スタッフM

関連情報/外部リンクはこちら

★「りぼん」で描かれた作品

花いちもんめ

【誰にも言えない、淡い恋の物語】高校生の桜子は、自分の通う高校で教師をしている9つ上の兄、梗介に恋心を抱いていた。ある日、桜子は梗介が他の女性から告白されているところを目撃してしまい…。谷川史子が描く、ピュア・ラブストーリー! 【同時収録】ちはやぶるおくのほそみち/祭・長月/きみの夏にとびたい/早春に降る雪
試し読みはこちら

きみのことすきなんだ

【大好きなあの子は大の魚嫌い!?】魚屋の看板息子・慎一は、毎朝同じ電車に乗る女の子に告白をすることを決意! とんとん拍子に両想いになれたのはいいけれど、彼女が大の魚嫌いということが判明する。大好きな女の子と魚屋を継ぐという慎一の夢は、彼女とは叶わないのか!? 【同時収録】乙女のテーマ/騎士のマーチ/ふりむけば告白物語試し読みはこちら

きもち満月(フルムーン)

【おまじないからはじまる不思議なパワフルストーリー!】大好きな先輩と両想いになるため、一番大好物の豆腐をガマンするおまじないをはじめたみちる。だが、ある事故をきっかけに白くて四角いモノを頭にのせると怪力になるパワーが目覚めてしまい…!? 【同時収録】緑の頃わたしたちは試し読みはこちら

各駅停車

【さわやか恋愛ストーリー】江ノ電沿いの高校に通う深雪は、付き合っていた同級生の矢野に理由もわからないままふられてしまい、1年が経った。しかしそんなある日、深雪に突然告白してきた1つ年下の男子・康は顔も声も矢野に似ていて…。鎌倉を舞台にした3話のオムニバス・ストーリー。 【同時収録】両手でもたりない試し読みはこちら

くじら日和

【一軒のアパートでおりなす初恋青春ダイヤリー】勇魚は、ねぼすけで不器用な高校1年生の女の子。突然両親が海外に行くことになり、勇魚は両親が買ったアパートで一人暮らしをすることに。最初は嫌がった勇魚だが、アパートの管理人がイトコで初恋の人・鶴ちゃんだと知りちょっと前向きに。しかも住人は、自分以外全員カッコイイ男の子で…!?試し読みはこちら

君と僕の街で

映画館のロビーで見かける、憧れの人——。すみれはある日、彼から映画のチケットをもらうが、その封筒にはある手紙が…? ひとつの街で織りなされる恋模様を描いた作品。試し読みはこちら

一緒に歩こう

次郎のお姉ちゃんは、まっすぐな女子中学生。次郎は園子に恋心を抱く幼なじみの直志を応援していたが、園子は次郎の幼稚園で出会った有楽先生に恋をしてしまう。園子の一途な恋の行方は? そして直志の想いは届くのか!? 谷川史子が描く、ほんわかラブストーリー。 【同時収録】一緒に帰ろう/抱きしめたい 両手でもたりない2試し読みはこちら

ぼくらの気持ち

【男女間の友情は成立するの?】仲よしの雛に告白をした顕太。だが、「ともだちでいよう」と言われ玉砕—。諦めきれない顕太は、雛に再度アタックをするためデートに誘うが、偶然彼女の前の彼と出くわしてしまい…!? 【同時収録】あなたのてのひらの/最初のクリスマス/告白物語—真夏の血痕編—/彼の時間、彼女の時間/それゆけ告白物語試し読みはこちら

愛はどうだ!

【姉妹の絆と切ない片想いを描いた、純愛物語】高校生の小町は、憧れの少女漫画家・春海まりもの正体が、御徒町哲太という男性だと知り大ショック! しかし哲太の優しさに触れだんだんと惹かれていく。哲太は小町の姉・百合絵に想いを寄せていた。小町の切ない恋心の行方は…? 【同時収録】ごはんにしよう!/告白物語・特別編 ふたりの肖像試し読みはこちら

ごきげんな日々

【好きな人の笑い声を取り戻すために大奮闘!】理加は、同じクラスの春田に想いをよせる元気な高校生。昔の恋人にふられて以降、女ギライになってしまった春田ともっと仲よくなるため悪戦苦闘する。とうとう、春田を映画に誘うことに成功した理加だったが…!? 【同時収録】風をあつめて/雪の降る頃/春の手紙試し読みはこちら

外はいい天気だよ

【あなたと一緒ならいつでも「いい天気」】大好きな幼なじみの森之介から、恋の相談をされてしまったかのこ。思わず相談を引き受けてしまったものの、森之介への想いは募るばかり—。「耐える女」ことかのこに幸せは訪れるのか? 甘酸っぱい想いが交差するオムニバスストーリー。 【同時収録】春がきて恋をする試し読みはこちら

王子様といっしょ!

昔は女の子だとばかり思っていた赤い髪をした幼なじみのカンナが10年ぶりに、のばらの前に現れた。なれなれしくしてくるカンナにとまどう、のばらだけれど…!? 【同時収録】プリンス・プリンセス/北風とポスト/泥酔横丁試し読みはこちら

★「クッキー」で描かれた作品

魔法を信じるかい?

最近こわいくらい絶好調のひなた。そのトドメは、初めて志賀くんというカレができたこと。でも、突然ひなたの目の前に、死神と名乗る男・サブローが現れて…!? 【同時収録】マイ ボーイフレンド/告白物語試し読みはこちら

一緒にごはん

大学に合格し、大好きな先輩を追って上京した梅乃薫。早速訪れた先輩の部屋には裸の女性が!? そのうえ、手違いで男子寮に入ることに…。そこにいたのは…!?? 【同時収録】秋便り/告白物語試し読みはこちら

星の速さで駆けてく

幼なじみの久の死を受け入れられずにいる志伸。恋人の寛ちゃんと大学進学も決まって、幸せなはずなのに、どこか心は凍ったまま…。そんな時、出会ったのは…!? 【同時収録】星の隠れ家/ココアブレイク/告白物語試し読みはこちら

ホームメイド

忙しい両親に代わり、家事全般をこなしている日和子。まんが家の母・貴和子の傍若無人な性格に毎日振り回されている。日和子の我慢もそろそろ限界にきていて…!? 【同時収録】空の息吹、草の声/スキップ・ツーステップ/ランデヴ—/告白物語試し読みはこちら

花と惑星

毎朝ジョギング中にすれ違う青年に恋をするなずな。しかし、挨拶すらできずにいた。そんなある日、その彼が高等部の先輩であることを知り、大喜びのなずなだが…!? 【同時収録】春の蕾/チヨと私と庭先で/告白物語試し読みはこちら

手紙

1人暮らしを始めた素子のもとにある日一通の手紙が届いた。酔った勢いで開けてしまったがよく読むと以前の住人宛のもの。出来心でつい返信をしたけれど後のやり取りが楽しくなって…。 ほんわりとした日常の中にせつなさが行き来する珠玉の作品集。 【収録作品】手紙/ソラミミハミング/河を渡る、きみと歩く/我が家の食卓試し読みはこちら

吐息と稲妻

紗絵と沢野は大学生。ある日、ずっと好きだった沢野に告白され幸せいっぱいの紗絵。一方、沢野は気になる予知夢を見てしまい…? 他4編を収録した短編集。 【収録作品】吐息と稲妻/星空スイマー/雪の女王/ニジメガネ/春追い/告白物語試し読みはこちら

★「コーラス」・「ココハナ」で描かれた作品

積極—愛のうた—

亡くなった妻が悲しむから——と女子学生と目も合わせない鳥野教授。助手の美幹はそんな教授が気になって…。不器用な愛を描く表題作ほか揺れる恋心を切り取る二作品収録!試し読みはこちら

草の上 星の下

結婚してスイスで暮らしていた姉が、突然の帰国。久しぶりに会った姉の笑顔に、心の隅に片付けたはずの“ある気持ち”がよみがえり——姉妹の繊細な心の揺れを描いた表題作ほか、心打つ長編読切り3編を収録。 【収録作品】サルビア/プリズム/春が来たなら/告白物語試し読みはこちら

P.S.アイラブユー

ドイツ語専門の翻訳家として働く伊勢一三子・33歳独身。仕事に生きがいを感じて没頭する日々の中、図書館でひょんなことから出会った少年・草市とひとときを過ごすようになり…。表題作ほか、彗星が地球に近づくその日の人々を描いた読切りシリーズを収録。【収録作品】Room201/告白物語試し読みはこちら

他人暮らし

純花、頼子、サワは33歳。それぞれバツイチ、独身、主婦と立場は違うが、気のおけない親友同士。ある日、両親が遺した一軒家に暮らす純花のもとに、頼子とサワが転がりこんできて…!? 異なる結婚観を軽妙に描く表題作のほか、亡くなった同僚への想いを描く読切り『秋雨』を収録。【収録作品】秋雨/告白物語試し読みはこちら

忘れられない

その日、母は帰ってこなかった。秘められたその過去を追いながら、自分自身の忘れられない恋と向き合う智花。そして出した結論は──? 愛しつづけることの意味をあたたかい視線で問う表題作ほか、胸にせまる読切り3編を収録。 【収録作品】忘れられない/つまさきで踊る/エンドレスマーチ/春の前日/告白物語試し読みはこちら

ブルー・サムシング

季節は巡り、春風の吹く日曜日。元夫の再婚を知らされた一花。ふと結婚当時の生活を振り返り、ある思いに気付かされる。儚く灯る大切な感情を描いた表題作のほか心濡らす読みきり4作を収録。 【同時収録】おかえりなさい。/海は空を映して青い/途中の棲家/ほしのゆくえ/告白物語試し読みはこちら

はじめてのひと

おとなになっても、たくさんの“はじめて”がある。 はじめて好きになったひと はじめて憎んだひと はじめて執着したひと はじめて私を傷つけたひと はじめて私を愛してくれたひと みずみずしい気持ちを描いた読みきりシリーズ、刊行開始!!試し読みはこちら

(C)谷川史子/集英社